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美田中学区 人権教育総合推進地域事業

印刷用ページを表示する更新日:2022年3月17日更新 <外部リンク>

一人一人が大切にされ、人権が尊重される地域をめざして

 令和3年度、美田中学区は、文部科学省が進める事業「人権教育総合推進地域事業」の推進地域に指定されました。

 美田中学区での取組を紹介します。(ご覧になりたい項目をクリックしてください)

人権教育総合推進地域事業とは?

学校での取組とは?

公民館での取組とは?

学校と公民館で連携・協力とは?

SDGsについての取組とは?

そもそも人権って何かな?

取り組んだ結果、どんな変化が?

どんな本が借りられる?

 

 

人権教育総合推進地域事業とは、どんな事業でしょうか?

人権教育総合推進地域とは、学校・家庭・地域社会が一体となって人権教育の研究を行うちいきのことです。令和3年度、美田中学区が指定されました。

研究の目標は、一人一人が大切にされ、人権が尊重される地域をめざすことです。

研究は、学校と公民館が中心となり、連携しながら、両輪となって進めます。

研究の内容は、主に「豊かな人間性に関わること」「人権意識に関すること」「人権が尊重された雰囲気や環境に関すること」です。

 3つの内容に関して、学校や公民館でどんな取組をしたのか、次の項目から具体的に紹介していきます。

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学校では、どんな取組をしたのでしょうか?

 ここでは、令和3年度の取組の一部を紹介いたします。※各学校の実態や特色によって取組の内容が異なります。

 3つの内容ごとに紹介しています。ご覧になりたいものをクリックしてください。

  1. 人権が尊重された雰囲気や環境に関すること
  2. 豊かな人間性に関すること
  3. 人権意識に関すること

人権が尊重された雰囲気や環境に関すること

PTAの協力で、人権尊重の願いを込めた看板を作成しました。

 

小中一貫の取組!

 これから紹介する掲示や図書コーナー、教室環境、あいさつ運動については、4校とも取組みました。

 実際に取組んだ内容は、各校の実態や発達段階に合わせて工夫されていました。

 「こんな取組も!」では、各校で工夫した特色ある取組を紹介します。

人権について考えるコーナーを設置し、人権を身近に感じられる環境づくりをしました。

 

人権図書コーナー 図書室に人権に関する本を展示し、読書をすすめました。

 

言葉の掲示 言われてうれしいふわふわ言葉などを掲示し、日頃から人権を尊重した言葉を使えるような環境づくりに努めました。

 

自己肯定感、自己有用感を高める掲示 お互いの良さを認め合える掲示物を作成しています。

 

お互いの良いところを掲示することで、声をかけるなどの行動につなげています。

 

多様な児童生徒が集中して授業を受けられるようにユニバーサルデザインの視点で教室の環境を整えました。

 

あいさつは、あなたのことを大切に思っています!というメッセージになり、人権を尊重した雰囲気を作ることにつながります。

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豊かな人間性に関すること

田んぼの学校 地域の方の協力で、田植え、稲刈りなどの自然体験活動を行っています。

田んぼの学校 脱穀体験や古代米の炊飯も行いました。地域の方との異世代交流や自然体験活動で、生命尊重の心や他人を思いやる心、異なるものを受け入れる寛容性などの豊かな人間性を育てることができます。

 

異学年交流 異なる学年でグループを作り、幸せビンゴ大会や学校祭での作品鑑賞、模擬店などの活動を行い、異学年で交流しました。

小中一貫の取組!

 小学校と中学校での異学年交流も実施する計画がありましたが、令和3年度は新型コロナ感染防止対策のため実施できませんでした。

令和3年度に実施できたこと

 美田中学校で行われた総合的な学習の時間の発表の様子を録画し、各小学校で鑑賞することができました。

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人権意識に関すること

いじめについて

いじめについて、各学校では、必ず話し合う機会を作っています。話し合った内容を掲示し、いつでも振り返りができるようにしている学校もあります。

即興劇に参加したり、見たりしながら、いじめ・不登校問題について真剣に考えました。

小中一貫の取組!

 小山市内のすべての小・中・義務教育学校で「いじめ防止強調週間」を設けています。

 

保護者向けの学習会

児童生徒だけでなく、保護者も人権について考える機会を作りました。保護者向け人権学習会や講演会を実施しました。参加者の感想「相手を認める、自分が認めてもらえることの大切さを改めて感じました。これから家族と過ごす中で人権の大切さを共有していきたいです。」

 

情報モラルについての親子学習会を各学校で行いました。インターネットによる人権侵害についても考える機会となりました。

小中一貫の取組!

 親子で学ぶ情報モラル学習会は、4校すべてで実施しました。

 

授業の公開・情報の発信

人権に関する授業を行い、授業参観で保護者の方々に見ていただきました。中学校では、ハンセン病患者と人権についての授業を行いました。

学校便りや学年だよりなどに人権に関するコーナーを設け、地域や家庭に発信しています。

小中一貫の取組

 授業の公開、たよりでの情報発信は、4校すべてで行っています。

 

教職員研修

構内で様々な人権に関する研修を行っています。美田中学区は、外国の文化や外国の方々と接する機会が少ないので、研修で取り上げました。

同じ内容の研修を各学校で行うことで指導観を揃えました。アサーションの研修を実施しました。アサーションについて研修しました。相手を尊重しながら自分の思いを伝えるアサーションの考え方は、人権を尊重した人間関係作りに必要なものです。

小中一貫の取組!

 アサーションを学ぶ研修と人権に関する研究授業は、4校すべてで実施しました。

 各校で実施する際も、可能な限り他の学校にも参加も呼びかけました。

 教職員の研修の機会を増やすとともに同じ研修を受けることで、指導観を揃えることができるよう心がけました。

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公民館では、どんな取組をしたのでしょうか?

 ここでは、令和3年度の取組の一部を紹介いたします。

 ※各公民館の実態やと特色によって、取組の内容が異なります。

人権が尊重された雰囲気や環境に関すること

公民館でも人権について、学んだり、気づいたり、広げたりすることができる掲示コーナーを作成しました。

 

公民館にも人権に関する図書を配置し、貸し出しができるようにしました。地域の方の著書を紹介したり、人権の視点から読みたくなるような紹介文をつけたりしました。

 

人権意識に関すること

学級をいかした取組

学級研修の始まりにミニ人権学習会を行いました。人権に関する話題を毎回提示し、参加者に「人権」を身近に感じてもらう工夫をしました。

中公民館では、中menクラブという学級で人権学習会を行いました。SDGsや身近なジェンダーについて学びました。参加者の感想「思い込みの怖さを痛感しました。」「気づかないうちに差別をしているかもしれないと考えさせられました。」

さわやかうずま学級では、SDGsと新型コロナによる偏見や差別について学びました。観戦あを防ぐために正しいと思ってしたことが誰かの人権を侵害することになっていないか、ハンセン病やHIV感染症の患者に対する差別の事例から考えました。

なかよしサロン学級では、SDGsと身近なジェンダーについて学びました。参加者の気づき「各種団体の長を決めるとき、適正ではなく、男性だから、年上だからなど、何気なく言っていることに気づきました。」「自分の勝手な思い込みがまだまだありそうなので自分注視したい」

 

 他にも人権に関する講座を予定していましたが、新型コロナ感染拡大防止のため中止となりました。

 「豊かな人間性に関すること」についての取組も同様です。

 

地域の方のご協力で

地域の方がシトラスリボンを作成し、公民館で掲示、配付しました。シトラスリボン運動は、新型コロナによる偏見や差別を防ぐ運動です。

 

公民館から地域へ発信

公民館では、公民館だよりや講座生の募集案内など、地域に配布するたよりを活用して、人権教育に関する情報を発信しました。

 「おたよりを見ました。」と来館し、図書を借りる方、人権コーナーを見に来る方もいらっしゃったそうです。

 コロナ禍のため、公民館と地域の方をつなぐことが困難な中、つながりを保つ一つの手段となりました。

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学校と公民館で連携・協力したのは、どんな取組でしょうか?

人権に関する標語の掲示

公民館に児童生徒の標語が掲示されました。コロナ禍で地域の方々が学校へ行くことが難しい中、子供たちの作品を鑑賞できる貴重な機会となりました。

 

公民館の学級に学校の先生が参加

親子チャレンジ学級 活動を通してみつけたお互いの良さを伝えあい、自尊感情を高めました。先生方も参加し、子供たちの良さをみつけ、伝えてくれました。

 

いじめについて

令和3年度、小山市の全小・中・義務教育学校で小山っ子いじめセロスローガンづくりをおこない、インターネットによるいじめをどうすれば防ぐくことができるか考え、スローガンにしました。

公民館では、いじめ未然防止のための大人の会議「小山市いじめ等防止市民会議」で作成した「大人宣言」といじめゼロ子どもサミットで作成した「いじめゼロ宣言」を掲示しています。

美田中学校のいじめゼロスローガンは、中公民館、寒川公民館、穂積公民館にそれぞれのぼり旗にして掲示し、地域へ啓発しています。

令和3年度おやまっ子いじめゼロスローガンの詳細についてはこちらのページから

 

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SDGsについて、どんなことに取り組んだのでしょうか?

教職員研修

美田中学区の先生方は、「SDGsと人権」の研修に参加し、レゴブロックを使ってSDGsと人権の関係について考えました。

 

SDGsについての学習

学校で

総合的な学習の時間や各教科でSDGsについて学習しました。

公民館で

公民館でのSdGsの学習  SDGsのクイズを通して、世界が抱える問題を知り、自分にできることは何か考えました。「誰一人取り残さない」というSDGsの誓いは、人権尊重の考え方です。

 

SDGsコーナー

学校や公民館でSDGsコーナーを作成し、SDGsに関する情報を紹介しました。

 

SDGsの五つのPにちなんだ花、パンジーとポーラチュカを植えた公民館があります。

SDGsについて詳しくは、国際連合広報センターのホームページ<外部リンク>

SDGsのすごろくもダウンロードできます。

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人権って何でしょうか?

人権とは、人間らしく、自分らしく幸せに生きていくための権利です。人権意識とは、偏見や差別の不合理性にを認識し、自分自身で対応しようとする意思のことです。

自尊感情とは、自分自身をかけがえのない存在として認め、欠点も含めて自分自身を好きになる感情のことです。欠点もあるが、自分らしく生きようとする自分を受け入れることは、他者を自分と同じようにかけがえのない存在として認めることにつながります。

自尊感情については、こちらのページ(「ほほえみ」第63号)でも詳しく取り上げています。

こんなことも人権尊重につながります。 傾聴、相手の心に寄り添って話を聞く、熱心に相手の話を聞く 良いところをみつける・認める  あいさつ ありのままを受け止める あなたが大切!というメッセージになります

子どもへの虐待やいじめ、高齢者・障害者・女性・外国人・被差別部落出身者に対する差別や偏見、インターネット上での誹謗中傷など、深刻な人権侵害が発生しています。

法務省ホームページ<外部リンク>でもっとくわしく!

インターネットによる人権侵害 美田中学校いじめゼロスローガン もうやめて 心に刺さる 言葉のやいば インターネット上では、匿名性を悪用して個人の名誉やプライバシーを侵害する人権問題が発生しています。言葉がやいばのように心に刺さり、被害者を追い詰めることも。

寒川小スローガン 考えよう 言われてやなこと 誰もが同じ 穂積小スローガン みないふり それもいじめの 一つだよ 中小スローガン 悩み事あったら言ってね わたしはあなたの味方だよ

「おやまっ子いじめゼロスローガンづくり」のページでもインターネットによるいじめを取り上げています。

総務省のホームページ<外部リンク>で、SNSについて考えてみませんか?

法務省で制作した動画<外部リンク>を見て、インターネットによる人権侵害やいじめについて考えてみませんか?

一般社団法人日本教育情報化振興会のホームページ「ネット社会の歩き方<外部リンク>」では、ネットの世界を体験できる教材もあります。

 

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取組によってどんな変化があったのでしょうか?

 美田中学校区の児童生徒、保護者、教職員を対象としたアンケートを6月上旬と1月下旬に実施しました。

 その結果を公開いたします。

児童生徒アンケートの結果 「自分には良いところがある」が10ポイントアップ 「人にはそれぞれ考え方や感じ方に違いがあってよい」が9ポイントアップ 「自分を大切にしている」が8ポイントアップ

保護者対象のアンケート結果 お子さんの頑張りを大切にしているが7ポイントアップ、人はそれぞれ考え方や感じ方に違いがあってよい、学校や地域での人権教育の取組に関心があるが6ポイントアップ

教職員アンケートの結果 「子供一人一人の良さや頑張りを認め合える雰囲気づくりに努めている」が10ポイントアップ、「子供の話を聞き、不安や悩みを受け止めている」が7ポイントアップ

 ここで紹介した以外の多くの項目で、肯定的回答が9割を超えました。

 自己肯定感、自尊感情、他者尊重の意識の定着をうかがわせる結果となりました。

 

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人権に関する図書

 各学校、公民館で人権に関する図書の貸し出しをしています。

 ぜひ読んでみてください。

人権に関するおすすめの本について ヨシタケシンスケさんの本「ころべばいいのに」「それしかないわけないでしょう」

人権に関する図書 公民館と学校で貸し出しできます。「人権の世界地図」「子どもの権利宣言(ビジュアル版)」「知っていますか?SDGs」

 

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